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ニュース

2011年4月12日 (火)

ドイツ国営ラジオのNHK報道局長インタヴュー

ドイツの国営ラジオDeutschlandfunkが、201147日にNHKのしみず報道局長にインタヴューした記事についてTwitterTweetしたらすごい反響があったので抄訳した。急いで訳したので洗練された文章ではない。お気づきの点があればご指摘いただきたい。

見出し以降、黒文字はナレーター、青文字は実際の音声の独語訳。文中敬称略

"Wir unterbrechen das Programm"

我々は番組を中断する
Erbebenberichterstattung beim japanischen Sender NHK

日本のNHKにおける地震報道
Von Silke Ballweg
(報告:ジルケ・バルヴェク)

Auf Erdbeben ist man in der öffentlich-rechtlichen Rundfunkanstalt Japans, NHK, so gut vorbereitet wie bei keinem anderen Programm der Welt. Doch das Beben vom 11. März war und ist eine besondere Herausforderung für NHK und seinen Nachrichtenchef Yoshihiko Shimizu.

日本の公共放送局NHKほど地震に対してすぐれた備えをしている局は世界にない。それでも3月11日の地震は、NHKとしみず・よしひこ報道局長にとってはなみなみならぬ挑戦だった。

Das Satellitenprogramm von NHK bringt am Nachmittag des 11. März eine Übertragung aus dem japanischen Parlament. Man sieht, wie die Abgeordneten miteinander diskutieren und über Vorschläge und Ideen abstimmen:

3月11日午後NHK衛星放送の国会中継。国会議員が審議決定する様子が見られる。

Mit einem kurzen Signalton wird um 14:46 Uhr Ortszeit plötzlich ein blauer Schriftzug mit einer Landkarte eingeblendet: Im Nordosten der Hauptinsel Honshu hat sich soeben ein Erdbeben ereignet. Der Reporter aus dem Parlamentsstudio, der gerade noch über die politische Debatte berichtet hat, unterbricht und informiert nun, welche Präfekturen von dem Erdbeben betroffen sind.

14時46分、短い予告音とともに、字幕と地図が画面に映った-東北地方で地震がありました。国会のスタジオから審議を中継していたアナウンサーが中断し、どの県が地震に遭ったか報道する。

"Ibarai, Fukushima, Miyagi, Sendai, Iwate, ..."
「茨城、福島、宮城、仙台、岩手・・・」

Japans öffentlich-rechtliche Rundfunkanstalt NHK ist seit Jahren mit einem einzigartigen Erdbeben-Frühwarnsystem ausgestattet. Sobald sich irgendwo in Japan ein Beben ereignet, blendet der Sender automatisch eine Erdbebenwarnung ein. Das Besondere an dieser Information ist, dass sie vor den eigentlichen Erschütterungen kommt. Denn das System basiert auf der Tatsache, dass bei einem Erdbeben zwei Arten von seismischen Wellen entstehen. Das Warnsystem registriert die Energie der ersten, noch ungefährlichen Welle und warnt direkt über alle Fernseh- und Radiokanäle. Diese paar Sekunden können lebensrettend sein, weil sie den Menschen die Möglichkeit geben, sich rechtzeitig in Schutz zu bringen.

日本の公共放送局NHKでは、何年も前から無類の緊急地震警報システムを装備している。日本のどこかで地震が発生すると同時に、番組で自動的に地震警報が映し出される。このシステムは2種類の地震波があるという事実に基づくので、実際の揺れの前に警報が出るという特長がある。警報システムは、最初の危険のない波のエネルギーを確認し、すべてのテレビとラジオチャンネルに直接警告する。この数秒間によって、人々が身を守る準備ができ、人命を救うことができるのだ。

Bereits in dem Moment, in dem sich das Erdbeben ereignete, kannten die Mitarbeiter von NHK die Stärke. Anderthalb Minuten nach dem Beben hatte der Sender sein Programm geändert, alle Kanäle - sowohl Fernsehen als auch Radio - brachten nun ein Sonderprogramm: Der 56 Jahre alte Yoshihiko Shimizu ist seit 2008 Nachrichtenchef von NHK.

地震が発生したその瞬間、すでにNHK職員は震度がわかっていた。数分後、番組は変更され、テレビとラジオすべてのチャンネルで特別番組を開始した。56歳のしみず・よしひこは、2008年からNHKの報道局長をつとめる。

"NHK hat ein automatisches System. Ab Erdbeben der Stärke 6 stellen wir unser Programm automatisch um."

「NHKは、自動システムをもっており、震度6以上の地震で番組を自動的に変更する。」

Shimizu selbst erlebte das Beben auf einem Termin außerhalb von NHK. Doch er wusste, dass im Funkhaus in Shibuya auch ohne ihn alles nach Plan laufen würde. Denn weil sich Erdbeben in Japan so häufig ereignen, sind die Mitarbeiter routiniert und wissen genau, was zu tun ist.

しみず自身は、NHKの外での仕事中に地震に遭ったが、渋谷のスタジオでは彼がいなくても計画通りに動くことがわかっていた。日本では地震が頻繁に発生するので、職員は熟練しており何をすべきか詳細がわかっている。

"Unsere Journalisten haben ungefähr eine Minute Zeit, um auf das Sonderprogramm umzustellen, aber das klappt. Wir haben rund um die Uhr, 24 Stunden am Tag, einen Moderator vor dem Studio, der kann jederzeit ins Studio gehen und mit der Live-Sondersendung beginnen."

「我々の報道陣は、特別番組に切り替えるために約1分間しか時間がないが、うまくいく。一日24時間スタジオの前に司会者がいつでもスタジオに入って特別番組を生放送できるよう待機している。」

Für die Journalisten in Tokio war auch schnell deutlich, dass das Erdbeben einen Tsunami ausgelöst hatte. NHK besitzt zwölf Hubschrauber, die sind in ganz Japan verteilt und können jederzeit starten, wenn irgendwo etwas passiert. Und so zeigte NHK am 11. März kurz nach dem Beben Bilder der Tsunamiwelle, die auf Japans Ostküste zuraste. Aus der Vogelperspektive konnten die Zuschauer in Japan mitverfolgen, wie die Welle in Sendai auf Land traf: Die Wassermassen verschlingen Autos und Häuser, sie überspülen Felder und Gewächshäuser.

東京のジャーナリストにとっても、地震が津波を発生させたことはすぐに疑う予知がなかった。NHKは12機のヘリコプターを所有しており、日本全国に配置され、なにかが起きたらいつでも発進できる。それで、NHKは3月11日に地震後に東部海岸を襲った津波の映像を流した。日本の視聴者は、津波がどのように仙台に押し寄せたか空中からの映像を見ることができた。水の塊が車や家をのみこみ畑や温室を洗い流す。

NHK ist wie wohl sonst kein Sender in der Welt auf Erdbebenberichterstattung spezialisiert. Und dem vertrauen die Japaner, denn wenn es irgendwo im Land wackelt, schnellen bei dem Sender die Einschaltquoten nach oben. Doch man darf sich das Programm nicht im schnellen Nachrichtenstil von CNN vorstellen. Im Gegenteil. Das reguläre NHK-Programm wirkt oft altmodisch und angestaubt. Und am 11. März beschrieben die Moderatoren die dramatischen Bilder, die zeigten, wie ein ganzer Landstrich unter den Wassermassen begraben wurde, distanziert und unbeteiligt.

NHKは、おそらく世界で稀な地震報道専門の放送局である。日本人がNHKを信頼していることは、国のどこかが揺れるとすぐに視聴率が跳ね上がることでわかる。だが、CNNの迅速な報道スタイルを連想してはいけない。その逆だ。NHKの通常の番組は、時代遅れの印象を頻繁に与える。そして、3月11日、地域全体が水の塊に埋もれた劇的な映像を、司会者は距離を置いたまま無関心に説明した。

"Egal, was passiert, auch wenn sie sehen, dass eben noch fahrende Autos von dem Wasser erfasst werden und untergehen, unsere Moderatoren sollen ruhig bleiben. Denn wenn sie emotional würden, dann würden auch die Zuschauer von Gefühlen überwältigt. Aber unsere Moderatoren sind geschult, distanziert zu bleiben, wir wollen Panik vermeiden."

「何が起きようと、たとえ走行中の車が水に捕えられ沈むのを見ても、我々の司会者は冷静でいるべきだ。彼らが感情的になったら、視聴者も感情に打ち負かされる。彼らは、距離を置くよう教育をうけている。我々はパニックを避けたいのだ。」

Bei weniger starken Erdbeben dauert das Sonderprogramm von NHK maximal einige Stunden. Nach dem 11. März berichtete der Sender eine Woche lang nur über die Erdbebenregion: Die Bilder waren auch aus moralischer Sicht eine Herausforderung, sagt Nachrichtenchef Shimizu:

あまり大きな地震でない場合、NHKの特別番組は最長でも数時間。3月11日後は、一週間にわたり地震のみを報道した。映像も、道徳的見地からの挑戦だったと、報道局長のしみずは言う。


"Aus Respekt vor den Angehörigen zeigen wir eigentlich keine Bilder von toten Menschen oder von Sterbenden, aber manchmal hatten wir Bilder direkt aus dem Hubschrauber, dann ließ sich das nicht immer vermeiden. Aber grundsätzlich ist es so, dass wir keine sterbenden Menschen zeigen wollen, zumal ja viele Bilder mehrmals wiederholt werden."

「遺族への敬意から亡くなった人、あるいは死にかかっている人は映さない。だが、たまにヘリコプターから直接送られた映像では避けられないこともある。しかし、基本的に死にかかっている人は映したくない。だからなおさら多くの映像が何度も繰り返される。」

Fast vier Wochen nach dem Erdbeben beherrschen die Entwicklungen in Fukushima noch immer die Nachrichten bei NHK. Auch beim internationalen Kanal NHK World. Allerdings ist es für NHK schwierig, mit den mangelhaften Informationen von Tepco, der Betreibergesellschaft des Atomkraftwerks, umzugehen:

地震後ほぼ4週間、福島の展開はいまなおNHKのニュースであり、国際放送NHKワールドも同様だ。とはいえ、NHKにとって原発を稼動させている東電からの不十分な情報を扱うのは難しい。

"Eigentlich müssen wir alle Informationen weitergeben, die wir bekommen, aber wir müssen auch überlegen und abwägen, was passiert, wenn wir Panik verbreiten."

「本来、我々が入手する情報はすべて伝えなければならない。しかし、我々がパニックを広めたら何が起きるかも考慮し選ばなければならない。」

Große Schlagzeilen wie "Radioaktive Wolke zieht nach Tokio", die vor einigen Tagen auf der Webseite eines großen deutschen Politikmagazins stand, würde NHK unter den derzeitigen Umständen nicht bringen, sagt Shimizu:

数日前にドイツの大手政治雑誌ウェブサイトに載っていた「放射性雲が東京方面に移動」のような大見出しは、NHKでは現時点の状況では発表しないと、しみずは言う。


"Denn wenn wir sagen, die Strahlung kommt, dann würden 100 Millionen Leute panisch werden. Deswegen sind wir sehr vorsichtig mit solchen Aussagen."

「我々が放射線がくると言えば、1億人がパニックになるからだ。だから我々はそんな発言には非常に慎重なのだ。」


Doch für diese Vorsicht muss der Sender auch Kritik einstecken. Viele Japaner finden, NHK müsste Tepco und die Regierung schärfer kritisieren.

だが、その慎重さに対し、この放送局は批判も甘受しなければならない。多くの日本人は、NHKは東電と政府をもっと厳しく批判しなければならないのにと思っている。(了)

(以下のコメントは、最初のものを書き換えた。)
ドイツでは、首相や閣僚もメディアからも震災直後から、日本政府や東電からの情報の少なさや矛盾の多さを指摘する声が非常に多い。

特に、ドイツの公共テレビ報道番組の司会者などは、「福島原発についての記者会見で日本政府や東電は毎回言うことが違う!」と、テレビカメラの前で遠慮もなく苛立っていたほどだ。最近は確認していないが、福島原発が爆発を起こした後数日は報道番組の最後の天気予報で、ドイツ国内の天気予報の前に必ず日本地図を出し、福島原発から放射性物質がどのように拡散される可能性があるかシミュレーションした図の説明があった。さらに、原子力専門家の解説も、テレビ・ラジオを問わず報道番組では必ずあったし、今でも状況変化のたびに、複数の専門家へのインタヴューがある。何より驚くのは、ラジオやテレビ局内の科学部にも、原発の構造や日本のエネルギー政策などに精通したジャーナリストが少なからずいることだ。

さらに、この一ヶ月というもの、ドイツに約10ほどある公共放送局のどこかしらの番組で、かなり頻繁に原子力エネルギーをテーマに扱っている。例えば、公共TVの日刊子どもニュースでのわかりやすい解説(HPにも載っている)はもちろんのこと、世界各国を紹介する番組では、他国の原発や核廃棄物貯蔵事情、科学番組では、放射性物質や被曝線量などの解説、討論番組ではドイツのエネルギー政策と脱原発の行方についてといった具合に、とにかくあらゆる方面から現在までわかっている情報や知識、そしてあらゆる立場の人たちの意見を徹底的に伝える姿勢(これは公共放送だけでなくドイツの映像・活字メディア全体にいえる)は、今回の日本の原発震災に限ったことではない。

ドイツでは憲法である「基本法」で国民の知る権利が保障されているため、「情報公開法」など必要なく原則公開、公開できない場合のみ法的根拠を示さねばならない。そして、メディアは第4の権力として政治を監視し、公共の利益のために行動するため、ジャーナリストとしての知る権利を保障されている。

日本では主に記者クラブ制により「言論の自由」が侵されていることは、外国のジャーナリストたちの間でも有名だが、政府と東電だけでなく公共放送でさえ真実を伝えようとしないことは、もはや地球規模の問題として捉えられている現在進行中の原発震災では、事故の早期有効対策や外国との対話すなわち外交上も大きな支障をもたらすに違いない。実際、欧州の原子力専門家たちは事故直後からずっと、メディアからコメントを求められても日本からの情報の不十分さのために十分な見解を述べられずにいる。

ところで、NHKは放射性雲がどちらの方向に
移動中でこれからどう拡散されるのかを、ドイツの公共放送や気象庁のように実際に報道しているのだろうか?少なくとも、上記のインタヴューまでの時点では報道していなかったはずだが・・・。

事実を知ってこそ被害を回避する行動の判断ができる。知らずに被曝してしまったら取り返しがつかない。「パニックを起こしてはならないから報道しない」などと、NHKの報道局長に多くの人々の健康被害を防ぐ手段や機会を奪う権限などないはずだ。そんな報道姿勢の公共放送に、受信料を払う価値などない。

放射性雲とは何か、近づいてきたらどのような行動をとればよいのかなどを、複数の(これが大事!)専門家などにも解説を頼み、住民の立場に立って詳細に報道するべきではないか。少なくとも私の目には、欧州のメディアはそのような報道に努めているようにみえる。

2009年12月10日 (木)

温暖化データ操作疑惑-ドイツでの報道

コペンハーゲンでの気候サミット直前に、ハッカーによって暴露された英国East-Anglia大学のPhil Jones教授らのEmailに、温暖化データを故意に操作した形跡があるという疑惑が、世界中で物議を醸しました。

先日のエントリで、ドイツでは日本に比べて環境省や報道機関のHPに、コペンハーゲンでの気候サミット(COP15)の特集がとても多いことを紹介しましたが、サミット開幕以来、公共テレビもラジオも、連日この報道一色です。

そのような気候サミット報道の洪水の中で、ドイツの公共テレビが12月7日から何度かこの件について報道(英国の政府関係者やドイツの専門家へのインタヴューが主でした)していた概要を、メモしてみました。

英国の環境大臣は、
今回の不祥事が、世界中の多勢の科学者が共同で作業してきたこれまでの報告内容を覆すことはないと、述べていました。

英国政府の気候問題に関する顧問によると、
気温に限らず、氷河・氷山の変化、海面の上昇、理論モデルなど、すごく膨大なデータから、確かに人間が温暖化に関与していると結論されている。
この説明のあと、Jones教授の温暖化カーブが、NASAの研究者によるカーブと極めて類似しているという、2つのグラフを重ねた画面が出ました(画面を表示できなくて残念!)。

ドイツ国内の気候変動研究者によるコメントも、
世界中の科学者の知見による、温暖化は人為的影響により引き起こされたという結論は揺るがないと、IPCCが表明した内容と変わりませんでした。

ドイツのニュースでは、温暖化懐疑論者にとって絶好のタイミングで追い風になり、国際政治に与えた打撃は大きいとも伝えていました。もっとも、国を挙げて20年前から温室効果ガス削減に取り組んできたドイツにとっては、さして打撃にはならなかったようですが・・・。

日本の関連記事
http://eco.nikkei.co.jp/column/kanwaqdai/article.aspx?id=MMECzh000025112009
http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/business/2009news1-21433.html?fr=rk
http://eco.nikkei.co.jp/column/emori_seita/article.aspx?id=MMECza000024112009

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2009年10月29日 (木)

ベルギー、オランダの刑務所を賃借り

久しぶりにベルギーの刑務所の話題です(今度は脱走ではありませんw)。こういうとき、島国ではなく陸続きだと便利です?!

http://www.portfolio.nl/benews
ベルギーはオランダのティルブルグにある刑務所を借りることになった。ベルギーの刑務所はどこも満杯で新規刑務所を探していた。オランダは受刑者の数が減り刑務所に余裕がある。
ティルブルグの刑務所は今後ベルギーの管理下となるが、看守などの従業員はオランダ人。公用語もオランダ語であるため、受刑者はフランダース系のベルギー人となる。



・・・ということは、ワロン系のベルギー人の受刑者が溢れたら、フランスの刑務所を賃借りしなければ、言葉に困りますね〜。

2009年9月15日 (火)

新幹線の中で生まれた赤ちゃんは一生無料で乗れる?

ドイツのケルンからフランスのパリやオランダのアムステルダム方面に、新幹線のような高速列車タリスが走っています。JRにもタリス社のようなサービスを期待できるでしょうか?

http://www.portfolio.nl/benewsより転載
【ベルギー】高速列車タリスの中で赤ちゃん誕生
月曜日午後、パリからケルンに向かう列車で女児が誕生した。臨月の女性が2歳と3歳の子供を連れて列車に乗ったが、ブリュッセルに着く15分前にこの女性が産気づいた。幸い列車の中には2人の医師と2人の看護士が乗車しており、女性は無事に赤ちゃんを出産。
タリス社はこの赤ちゃんへのプレゼントとして「生涯無料でタリスに乗れる」という粋な計らいを提供した。

2009年8月13日 (木)

50年前、沖縄の小学校に米軍戦闘機が墜落

ヘリ墜落5年 日米政府を批判
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=928802&media_id=4

偶然にも、このニュースを読んだ日に、タイトルに書いた記事を目にしたので紹介したいと思いました。

私が生まれる前のことなので初めて知りましたが、もしかして6月30日のmixiニュースでは事故後50年目ということで紹介されたのかもしれません。

以下が50年前の惨事に関する記事の要旨です。


墜落した戦闘機の米兵パイロットは、パラシュートで無事に脱出。給食時間中の石川市立(現うるま市立)宮森小学校に墜落した戦闘機は炎上し、児童11人を含む17人が死亡、210人(うち児童156人)が負傷した。今年の6月30日、同小学校で追悼式が開かれた。以上



それにしても、冒頭のヘリ墜落5年のニュース関連日記の中には、「大学のほうが後から建てたんじゃないか」、「いやならよそに行けばいい」などの、大学側を非難する論調が少なくないことに、愕然としています。


2009年8月 5日 (水)

ベルギーで囚人また逃亡

つい10日ほど前に「ベルギーでまた脱獄成功」という日記をかいたばかりなのに・・・なんという国でしょう!

*****以下http://www.portfolio.nl/article/show/2812より転載

火曜日、ブリュッセルの裁判所から数人の容疑者が逃走した。報道によれば「4人の極悪犯罪人」だという。同日、裁判所に覆面をした男が押し入り、容疑者たちを逃している。
ベルギーでは7月23日にもブルージュの刑務所からヘリコプターで3人の囚人が脱獄、いまだに2人は行方をくらましている。この3人は逃走中4回の銀行強盗を犯しているが、ひとりは逮捕された。逮捕された男はモロッコに逃走する計画だったという。

2009年7月24日 (金)

ベルギーでまた脱獄成功!

怖いです!なんでいつも成功するの〜?

*****ベルギーニュースより転載http://www.portfolio.nl/benews

木曜日、ベルギーのブルージュの刑務所から囚人3人がヘリコプターで脱獄した。ヘリコプターは刑務所の中庭に着陸し3人を乗せ飛び去った。この「極悪犯」3人はブルージュとゲントの中間地点アアルター(Aalter)でヘリコプターを置き去りにし逃亡している。
脱獄者とその協力者は付近のガソリンスタンドで女性ドライバーを脅し車を奪い、ブラッセル方向に向かった。女性はいったん車に乗せられたがゲント付近で下ろされている。
脱走に使われたヘリコプターはウルセル空港でハイジャックされたもの。操縦士は脅されて刑務所に飛行し囚人を乗せた。
脱獄囚の1人はベルギーでも最も危険な犯罪者のひとり。16回暴力沙汰で逮捕されたほか、銀行強盗、誘拐などで10年以上刑務所に監禁されていた。
ベルギーの刑務所でヘリコプターを使った脱獄事件はこれが初めてではない。2007年にも同様な方法で脱獄者が出ている。

2008年3月18日 (火)

イラクの未亡人

ドイツの公共の朝のニュース番組でイラク特集があり、未亡人と子どもたちの窮状を伝えていました。米軍の攻撃や自爆テロなどで殺された多くの男性の未亡人たちは、働くこともできず年金ももらえず、子どもたちとどう生きていけばよいか途方にくれていました

 

ある未亡人の夫は、ふつうのタクシードライバーだったのに、ある日突然「アメリカ人に協力しているだろう」と射殺されたそうです。4人の子どもがいるのに、これまでに国から約1万2000円が一度支払われただけといいます。

 

もし戦争中の国で生きなければならないとしたら、私もイラクの未亡人たちと同じような境遇になるかと思うと、どうしても一言「戦争反対」と書かずにはいられなくなりました。


100人以上のイラク人にインタビューをしたというドイツ人は、「メディアが今日のように現地の人々の現状を紹介してくれることはとても重要だ」と感謝しながらも、「イラクから兵を撤退しないという国々の政府首脳は、現地の人々の生活を一週間くらい体験してくるべきだ」と、静かに訴えていました。

 

そういえば、誰かが「ブッシュ大統領は、そんなにイラクで戦争したければ、自分が子どもを連れて行けばいいんだ」って言ってたな~。