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2009年12月22日 (火)

気候サミットCOP15各国代表の声明  -第3弾

斉藤賢爾氏(Webhttp://www.accianco.jp/)がコペンハーゲンからTwitterで実況翻訳してくださったCOP15での各国代表の声明第3弾です。斉藤氏は、翻訳の正しさは保証していないという但し書き付で転載を快諾してくださいましたので、改めて御礼を申し上げます。また、会議中音声が途切れた場合などもあり、完全ではないこともご承知おきください。

私は、パプアニューギニア首相の「Google は今、大きな価値があるようですが、明日、消えたところで、人類のほとんどは気づきもしません。森林は違います」が気に入っています。どこかでキャッチコピーとして使ってほしいものです。ニカラグア外務相の「コペンハーゲンでは、我々は鏡を見ているようなもので、自分自身の弱さに気づかされました」は示唆的な気がします。

まったくの蛇足ですが、もしコートジボワール外務相と結婚して夫婦別姓でなければ、私の名前はYoko Bakayokoになってしまうな~と、つい苦笑したのでした・・・。

(以下順不同)

ドミニカ国 健康・環境省大使 Mr. Lloyd Gabriel Pascal
AOSIS の提言を支持し、気温上昇を1.5℃以下に抑え、CO2濃度を350ppm以下とする目標を立てることを支持します。それはわが国のような小さな島国が生き残るためには必須の条件です。バリ行動計画に基づいて進めましょう。EUの資金援助は評価します。他の ANNEX I 諸国もヨーロッパに追従することを願います。長期的な協調のために、ガバナンスの構造を見直しましょう。コペンハーゲンから、未来の世代のために、誇りのもてる合意が生まれることを期待しています。」

キルギス環境保護・森林局長 Mr. Arstanbek A. Davletkeldiev
「率直に申し上げましょう。この惑星の未来を決める会議が今、行われているのです。気温が上昇し、氷河が溶けています。利用できる水資源が減っています。長年、交渉してきました。ネパール政府とも一緒にです。能力開発、適応と緩和、技術移転が必要です。森林を保護し、下流域への水資源の確保を行う、持続可能開発が必要です。中規模水力発電。山岳国家はどれも同じように問題を抱え、努力しています。その取り組みを支援する基金が必要とされています。一緒に努力する以外に、問題を解くことはできません」

イエメン大使 (ドイツ連邦への) Mr. Mohammed Lutf Al-Eryani
「気候変動は、もはや予測ではありません。現実です。強烈なサイクロン、雨、途上国の方が、資源と能力の不足により、大きな影響を受けます。洪水が、人々の家を、学校を失わせました。山の多い土地ですが、これほどの洪水は経験したことがありません。同時に干ばつも。食料セキュリティも脅かされています。我々の能力に応じて、支援が受けられるべきですし、自らの責任で対策を続けなければなりません。科学的調査も行います。何度も繰り返されている言葉ですが、どのように議定書を実施するか、ベストな機構を、明確なビジョンの元で」

パナマ外務副大臣 Mr. Melitón Arrocha
「過去数日間、非常に重要な気候変動の問題について議論してきました。次の世代が、なんと素晴らしい判断をしたのだろうとこの会議を振り返るようになることを望みます。生態系が破壊されています。キャンペーンではありません。本当の脅威です。過去10年間が最悪なのです。気候の上昇は最大でも 1.5
に抑えましょう。わが国は排出国ではありませんが、努力を続けています。グリーンなサービスに置き換えて行っています。再生可能エネルギーへの置き換えを進め、持続可能開発を推進しています。更に、不要な排出を行わない最適化を」

ウクライナ「国々の削減目標は、それぞれの国の状況に応じて異なって設定されるべきです。わが国はバランスの欠けた経済をもっており、GDP は半減、人口は 11%以上、減っています。人口あたりの GDP ANNEX I 参加国の平均を大きく下回っています」

ロシア第一副首相 Mr. Igor Shuvalov
「わが国は京都議定書の削減目標の半分を達成していますが、さらに努力します。再生可能エネルギーの利用は 5倍に増やします。新しい要求のための新しい合意を歓迎します。すべての国々が一緒に戦うことが責務です。自由貿易を制限するべきではありません」

トゴ環境・森林資源相 Mr. Kossivi Ayikoe

「わが国が気候変動により受ける影響に鑑みれば、よりよい生活への戦いが正当化されると思います。温暖化の問題と戦うことがわが国にとって最優先事項です。真水の確保、洪水への対処、生態系の保護のために、努力します」

ベルギー気候・エネルギー相 Mr. Paul Magnette
ベルギー「悲観的な声が聞こえてきます。これまでの時間、浪費されていたところが多く、手続きの議論に終始していました。デッドロックです。コペンハーゲンが希望だと表明した人々への申し訳はどう立つでしょうか。新しい経済は、すべての国が発展する世界は、どうなるのでしょう。科学者は警告しています。我々の文明もまた、命に限りがあることを。現実の世界は有限です。単一の法的な道具をもって、長期的な環境的な適応を、2050年までに少なくとも 50% の排出削減を。我々工業国は、過去に間違いを犯したことを認識しています。歴史的な責任と義務があり、それを果たす必要があると認識しています。悲観的と言いましたが、ゴールは間近にあります。ブラケットは異なる視点を表していますが、共通の言葉で、行動で、対処できるはずです」

サウジアラビア石油・鉱物資源相 Mr. Ali Ibrahim Al Naimi
「この会議は決定的な時を迎えようとしています。平等で包括的な合意に達するため、我が政府は交渉を続けてきました。どのような合意も、次の要素を検討する必要があります: 1) 先進国が責任を果たすこと。2) エネルギー市場を考慮していること。3) CCS CDM として認められること。わが国は太陽エネルギーへの移行を支援しています」

デンマーク気候・エネルギー相 Ms. Lykke Friis
デンマーク「化石燃料からの 100% の離脱を宣言します。それはロケット科学を必要とするような難しいことではありません。来年、その方法を発表しますが、政治的な決定はすでに下されています。デンマーク国民にとって、この夜は、記憶に残るでしょう。コペンハーゲンが人魚以外でも覚えられるためには、妥協と締結が必要です」

ナイジェリア外務相 Chief Ojo Maduekede
「この会議は失敗するには大きくなり過ぎました。過去200年間の人類の開発の歴史を問い直すときです。汚染する者は支払わなければならない。すべての国がそれぞれの責任を負います。大きな外的干渉がなければ、アフリカの飢餓と貧困は永遠に続きます。コペンハーゲンから合意無しに帰ったら、顔向けできません。"早く行きたければ、ひとりで行け。遠くへ行きたければ、みんなで行け" という言葉があります。わが国はアフリカ・グループの立ち位置を支持する。京都議定書の第2コミットメント期間と長期的協調を」

コートジボワール外務相 Mr. Youssouf Bakayoko
「わが国では、雨量が落ちています。気温が上昇しています。人口の移動が起きつつあります。地球規模の、バランスのとれた解決が必要です。先進国には持続的な資金供与による技術移転とリスク管理を期待します。議定書と協定による合意を」

アルゼンチン外務相 Mr. Jorge Enrique Taiana
「途上国が新しい技術にアクセスでき、緩和・適応が可能であるように。わが国もエネルギー消費を効率化し、かつ再生可能エネルギーへの移行を図っています。コペンハーゲンでは、平等性が強調されるでしょう。これはパラダイムシフトです」

レソト外務・国際関係相 Mr. Mohlabi Kenneth Tsekoa
「京都議定書から12年。振り返る時期に来ました。バリ・ロードマップは全会一致でした。戦いは温室効果ガスの排出削減です。しかし、乗り気でない方々もいるようだ。ですが、すべての国々がこの問題の影響を受けます。土地利用、食料セキュリティ、生態系の破壊。わが国の食料とエネルギーの生産性が落ちています。利用できる水も少なくなってきている。植林を続けています。大規模な対応には資金と能力育成が必要です。京都議定書の維持が必要です。COP15は貧困対策と持続的開発に向けた公平な結論を出さなければならない」

パキスタン外務相 Mr. Makhdoom Shah Mahmood Qureshi
「これだけのリーダたちが集まり、合意もなしにコペンハーゲンを去ったとしたら、なんと落胆すべきことでしょう。世界はそんなことは望んでいないはずです。気候変動は生存の危機であり、わが国でも第一の問題です。食料の問題があります。エネルギー転換を図ります。太陽光、水力、原子力、風力を用います。わが国のエネルギー需要は指数関数的に伸びています。2050年までに80%CO2削減を。適応基金の強化を」

ニカラグア外務相 Mr. Samuel Santos López
「強欲に基づく消費活動を助長する資本主義が過剰な温室効果ガスのの排出の原因です。元々政治・経済的な問題なのです。現在の取り組みは、炭素バブルを作り出し、利益を出すかも知れませんが、ちっとも地球のためにはなりません。1) 途上国の開発の自由を保証すること。 2) その開発が生産・消費・汚染の二の舞いにならないこと。 3) 先進国が GDP 6% を途上国に譲渡すること。世界のコモンズ、すなわち海洋や情報空間を平等に利用可能にすること。コペンハーゲンでは、我々は鏡を見ているようなもので、自分自身の弱さに気づかされました」

ミャンマー外務相 Mr. Nyan Win
「この問題は地球規模の対応を必要とします。わが国は低炭素排出国です。途上国に平等をもらたすためにはそれなりの扱いが必要です」

エクアドル外務相 Mr. Fander Falconi
CO2濃度の上昇による温暖化は、かなり前から予測されていたことですが、なぜこんなに政治的努力が払われるまで時間がかかったのでしょう。削減は、50-60% は行わなければなりません。しかし、誰が?排出には大きな差があります。途上国は、受動的喫煙者のようなもので、他者の行為によって被害を受けています。先進国には、歴史的な環境的な負債があるのです。平等をもたらす判断をしましょう。1.5℃以下の上昇に抑えましょう。お願いしているだけではありません。わが国はイニシアティブをとって、自ら経済的な負担をして、対策を講じています。石油には税をかけましょう。環境税です。需要を減らすことで排出を減らせます。生命が調和することが必須です」

バルバドス外務相 Ms. Maxine P. O. McClean
「気候変動に立ち向かう最前線の国のひとつとして、わが国は AOSIS の提言を支持します。弱い合意は、合意が無いこと以下です。過去2年の経験から学びましょう。世界は科学に基づく合意を必要としています。世界のすべてが解決の一部とならなければなりません。わが国では、エネルギーの 30% を再生可能エネルギーで賄う計画です。気候変動は長期的な問題であり、脆弱な国は長期的な大規模な資金投与を必要とします。解決のための技術は存在しています。その共通の理解を、法的に拘束力のある合意に変換しましょう」

スーダン副大統領 Mr. Nafie Ali Nafie
「わが国は独自にこの問題に対して取り組んでいます。歴史的な責任とは関係なく、開発の方法を変えようとしています。わが国は温室効果ガスの野心的な削減を計画しており、45% の削減を目指しています。途上国は、技術の供与と能力育成を受ける必要があります。法的な義務に則り、寄付ではなく、資金の投与が必要であると考えています。2012年以降に向けて、わが国もバリ・ロードマップに従って計画しています。G-77 の議長国として、途上国における気候変動の悪影響を緩和し、かつ開発・発展を進めます」

ギニアビサウ副首相 Ms. Maria Adiato Djaló Nandigna
「わが国は西アフリカに位置し、赤外線と紫外線を浴び、脆い生態系の中にあります。エネルギーも外部に依存しています。洪水の危機もあります。農業は伝統的な手法に基づいており、気候の急激な変化により打撃を受けています。協定はこれらの対策を進める基礎です。京都議定書は保存されなければなりません。持続可能な開発のために。適応し、影響を緩和する能力を育てる必要があります。わが国は気候変動に対する世界の取り組みの一員として貢献します。先進国が、法的に拘束力のある合意により、温室効果ガスの削減に努力することを望みます。貧困対策も必要であり、確約された資金が必要となります」

ラオス副首相 Mr. Asang Laoly
「スーダンとリソトによる声明を支持します。緩和と対応、能力育成、そして技術移転に向けた世界の取り組みが必要です。その集合的な努力にわが国も貢献します。CDM REDD+ に向けて準備します。そのための法的整備が必要です」

カンボジア副首相兼外務・国際協調相 Mr. Namhong Hor
「温暖化が、速度と強度を増しています。北と南のすべての国々が取り組むべき問題です。2050年までに温室効果ガス排出の大きな削減を。京都議定書とバリ行動計画を超える取り組みが必要とされます。わが国は何年もの間、森林の保護に力を注いでいます」

ブルンジ副君主 Mr. Ives Sahinguvu
「洪水が、反復して収穫時期に壊滅的な打撃を与えています。グリーンな経済に向けた、グリーンな産業を。農業・エネルギー・健康・水・生態系維持が基本です。しかし、政治的な意志は固くとも、実質的な着手のための資金が不足しています。野心的で、平等で、全員が乗ったコペンハーゲンの合意の上で、実施していく必要があります。査定機構を作りましょう」

トンガ副首相兼健康相 Mr. Viliami Tau Tangi
AOSIS の提言を支持します。包括的な地球規模の合意が必要です。わが国では、50% の電力を 2012年までに再生可能エネルギーで賄います。太平洋での我々の暮らしは、独立したものではありません。歴史的な瞬間です。正しいことをしましょう」

ジャマイカ副首相兼外務・輸出入相 Mr. Kenneth Baugh
「コペンハーゲンを歴史的なターニングポイントにするために来ました。国家には多様な問題があることを理解しています。しかし気候変動は、国境を気にはしませんし、経済状況も気にしません。無関係に無差別に破壊的な影響を与えます。法的に拘束力があり、強制できる合意を望みます。途上国が発展をあきらめずに問題に立ち向かえるように。2020年までに 45% の削減を、2050年までに 80% の削減を。気温の上昇を 1.5℃以下に、CO2 濃度を 350ppm 以下に。わが国はすでに風力発電施設を持っています。科学的現実を直視し、チェックポイントを設けて国々の取り組みを監視していきましょう。地球規模の不安を解決しましょう。この会議を通して、世界中で、若者の熱意を感じました。失敗してはいけません」

グアテマラ副大統領 Mr. José Rafael Espada
「人類というひとつの種、20世紀に素晴らしい発展を遂げました。21世紀になり、我々は、変化しなければならない。人間の世紀を迎えたのです。地球規模の文明の危機を迎えています。開発は、持続的なものでなければなりませんし、国境を越えて影響を及ぼすものであってはなりません。京都議定書の第2コミットメント期間、そして長期的協調に向けた協定、このふたつにコミットしましょう。科学技術は平等なものです。誰もが使え、誰もがその影響を受けます。影響を無視して科学技術を使ってはいけません」

スイス副大統領兼環境・運輸・エネルギー・通信連邦局長 Mr. Moritz Leuenberger
「同じことを何度、言うのでしょうか。今が発言ではなく行動の時であることを、みなが合意しています。しかし、我々は発言を続けています。ここは国連なのか、それとも語り場ですか。存在意義の質問です。食料と水、戦争と平和、生と死に係わる問いです。2020年に向けたの短期的ゴールと2050年に向けたの長期的ゴール。これらに対して具体的な取り組みを決めましょう。チェックポイントを設けましょう。科学に基づき、ポリシーを決めましょう。我々工業国は少なくとも80%を削減すべきです」

中国の緊急声明「これまで、参加国のいくつかが台湾の参加について述べています。世界には、中国はひとつしかありません。台湾は中国の一部です。ふたつの中国を作れと仰るのでしょうか。それは内政干渉です。この会議に関係のないことを発言し、会議を妨害しないで頂きたい」

リベリア副大統領 Mr. Joseph N. Boakai
「わが国は小さな国です。気候変動にはほとんど何の影響も与えていませんが、破壊的事象により大きな打撃を受けています。海面の上昇が、我々が利用できる水資源を減らしていますし、領土が少なくなっています。無くなる土地には 50% の人民が住んでいます。情報の共有、教育、リスク管理、技術活用、女性・こどもの参加。平等性の原則は、これまでの不公正な歴史を正すための基本です。排出に歴史的な責任を負う国々は、資産を提供してください。共通の、しかし差異のある責任です。スーダン、エチオピア、リソトを支持します」

タンザニア副大統領 Mr. Ali Mohamed Shein
「世界が見ており、何百万もの声が届いています。人類は年間 10Gt の排出に責任があります。先進国がリードして取り組まなければなりません。平等に、しかし、差異のある責任に基づき、貢献しましょう。45% の削減が先進国には必要です。それと資金援助が」

ガンビア副大統領兼女性の問題担当大臣 Ms. Aja Isa Tou Njie Saidy
「共通の努力が必要です。京都議定書が失敗であり、それを置き換えようとするグループがありますが、わが国は 2トラックを信じています。2020年までに25%2050年までに95%、これにより1.5℃以下の気温上昇と350ppm以下のCO2濃度を。緩和と適応の目的で、特に貧しい国々、脆弱な国々、小さな島々がアクセスできやすい、確約された基金を。海面上昇により我々の首都は沈むと予測されています。生存の危機が我々にもあります。明日、平等で包括的な、資金の約束を含む条約に締結しましょう。台湾はオブザーバとして認められたことがあります。国連の協定により、台湾は、この世界的な取り組みの中にオブザーバとして組み込まれるべきです。さて、世界的な合意が得られなければ、みんなが沈みます」

ドミニカ共和国副大統領 Mr. Rafael Alburquerque
「惑星規模で、温室効果ガスの排出による温暖化という共通の敵と立ち向かっています。人類の活動が、惑星への脅威となっているのです。コペンハーゲンは、この問題に正しく対応できる機会です。歴史に残る責任を果たすときです。惑星に与えてきた傷を治すときです。誤った選択は、貧困、疫病を増やし、より悪い方向に進めます。生態系、生物多様性、経済、食料セキュリティを破壊します。コミュニティ全体のことを、個々の国よりも考えましょう。コペンハーゲンで我々がすることの影響は、未来が受け取るのです」

キューバ副大統領 Mr. Esteban Lazo Hernández
「ベネズエラとボリビアの大統領が、気候変動の真の原因と、その対策について述べました。1992年、リオデジャネイロでの会議でカストロは言いました。生態系の破壊は過剰消費文化が原因であり、変化が必要である。それから20年、気温は上昇し続けています。未来の世代のために世界の秩序を改めるときです。持続可能でない生産と消費のパターンが、気候に影響を与えています。市場原理に則った偽善的な対策が必要なのではありません。不平等を助長するだけです。政治的・倫理的に受け容れられません」

ニュージーランド首相 Mr. John Key
「この会議で、経済の大きな担い手は決断すべきです。低炭素開発への転換へ。新しい地球規模の合意は、持続可能なものでなければなりません。技術のサポートが必要です。わが国は森林・農業の分野で、食料のリーダーとして貢献します。わが国は先進国の中でもユニークな立ち位置にいます。農業、食料生産が大きな産業であり、排出の大部分を占めているからです。今、世界は、違いを認め合った上で、少しずつ出し合うことで、全員に大きく貢献できる時点に来ています」

パプアニューギニア首相 Grand Chief Sir Michael Thomas Somare
「気候変動への取り組みが我々が生きている時間の中で最も重大な挑戦であることは間違いがありません。我々はエネルギーの生産方式を転換し、森林を保護する準備ができています。開発の方法を変えるときが来ています。我々のような途上国もです。予想よりも早く、気候の変化は起きています。450ppm ではなく、350ppm CO2 濃度を抑える必要があります。それには、森林の保護がますます必要であり、そのための技術が利用できなければなりません。確約された資金援助が必要です。広大な自然が維持されるなら、我々の文明は1,000年も持続して行けるでしょう。しかし、今は次の世代にさえ大きな脅威があります。国際的な努力。REDD+ が必要です。その負担は、先進国にとっては、一人当たり、毎日、微々たるものです。温暖化の影響を反転するために、森林の価値を高めましょう。Google は今、大きな価値があるようですが、明日、消えたところで、人類のほとんどは気づきもしません。森林は違います」
(第4弾に続く)
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