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2009年11月30日 (月)

小5の集団抗議が勝ち取った権利

勝ち取った権利とは、「休み時間に校庭でサッカーをする権利」ですsoccer

子どもたちの通うベルギーの小学校は、目下校舎改築のため2学年ずつ3箇所に分散しています。5、6年生の校舎は昔の小学校で、ボーイスカウトなど学外のサークル活動にも利用されており、校庭にはサッカーコートもあります。

ところが、休み時間の「お目付け役」の一人が、多くの少年たちが休み時間を楽しみにしている「サッカー」を、「してはいけない!」と言って、ボールを取り上げたのです。もう一人は、まだこの仕事を始めたばかりで、このやりとりには関わりませんでした。

昼休みは1時間半くらいあって長いのですが(自宅が近い子などは、食事をしに帰宅してもよいのです)、教師は昼休みには食事と自分の仕事をするため、「お目付け役」は、外部から雇われています。ほとんどは学校の近くに住む主婦で、自分の子どもたちがそこに通っているという場合も少なくありません。ちなみに、サッカーを禁止した「お目付け役」主婦の子どもたちは、すでに小学校を卒業しています。

息子が憤って言うには、
「サッカーは、ボールで頭を打つと危ないから、ドッジボールをしなさい」という、むちゃくちゃな論理で、「ドッジボールのほうが、頭にぶつかる確率が高いじゃないか!」などと皆でいくら抗議をしても、全然耳を貸そうとしなかった。

そこで、彼らはまず担任に訴えましたが、「休み時間中のことは、私たちの管轄外」と、とりあってもらえませんでした。

すると、息子を含めたクラスの男子たちが誰からともなく、「こんな理不尽なことを、甘んじて受け入れるわけにはいかない」と、昼休みに大声でシュプレヒコールを始めました。すると、サッカー遊びをしない女子たちも加わりました。さらに、隣のクラスや6年生のサッカー少年たちも加わりました。

大音響のシュプレヒコールにたまりかねた息子たちの担任は、「毎日昼休みに、これを繰り返されてはたまらない」と、校長に電話をかけました。

そして、校長から「生徒たちの主張は正しい。昼休みにサッカーをしてもよい」という、判断が下されたのでした。

件の「お目付け役」は、「それじゃ、私はこの仕事を辞める」と、子どもたちに言ったそうです。

自分の仕事中に何事も起きて欲しくないという気持ちはわかりますが、なぜサッカーはだめでドッジボールならよいのか、子どもたちでなくても腑に落ちません。

ともあれ、子どもたちの、権利を勝ち取るために団結した行動に、拍手を送ります。

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教育」カテゴリの記事

コメント

>ともあれ、子どもたちの、権利を勝ち取るために団結した行動に、拍手を送ります。

 素晴らしいです!
 この時の気持ちを大人になっても持ち続けて、不合理に立ち向かって欲しいですね。

息子さんたちの、健全な育ちに、拍手です!!

>Sah-changさん、
これから先も、この貴重な経験を生かしていってほしいと思います。


>nasubeeさん、
同い年のお子さんを持つお母さんが「健全に育っている」と評価してくださって、心強いです。

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