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2008年11月22日 (土)

シェアする社会

前回書いたワーク・シェアリングに限らず、ドイツもベルギーもいろんなシェアをする社会です


最近の新聞に、ベルギーでは通勤者の5~6%が乗り合いしていると出ていました。しかし、専門家によると潜在的にその2倍の人たちが乗り合い通勤をする可能性を秘めているそうです。最近の気候変動による温暖化ガス削減意識の高まりと、ガソリンやディーゼル燃料の高騰のためでしょう。


もっとも、公共交通機関の発達した都市では、や路面電車、や近距離を使うほうが、はるかに環境にも懐具合にもメリットがあることは確かです。80年代終わりにはスイスやベルリンでカー・シェアリングも登場し、今では欧州の多くの都市に広まって、公共交通機関を補うようになりました。これらのおかげで、アムステルダムやケルンなどには街中の交通に便利な場所に「車を所有しない住宅地」までできました。個人の駐車場が要らない分を安く建てられるので、人気があったそうです。


ドイツには乗り合いを斡旋する組織もあるので、とても便利です。学生時代にボンに訪ねてきた友人はこの組織に申し込み、ボンからベルリンに仕事に行く人のに、他の二人と同乗して帰りました。このベルリンに仕事に行った人は、3人の赤の他人を同乗させたのですが、ガソリン代を払ってもおつりのくるような収入があり、同乗した3人も、では考えられないほど安い料金で目的地に到着できたのでした


住居をシェアするための斡旋組織もあります。私は留学生時代、ハンガリー人女性の息子が大学に入って使わなくなった部屋を借りていたことがあります。そのあと、別の住居に移りたくて、その斡旋組織で私の後に部屋を借りてくれる人を捜しました。


次に借りたのは、40代の独身ドイツ人男性の3DKの住居の一部屋でした。もう一つの部屋には韓国人の女性留学生が住んでおり、台所とシャワー・トイレは共同だったので、時々3人で一緒に日本料理や韓国料理を食べたりして、結構楽しかったです


ただ、多少の不便さは覚悟しなければなりません。小さな一つの冷蔵庫を3段に分けて使っていても、同居者が「どうしてもヨーグルトを食べたかったけど、買い物に行く暇がなくて一つ頂いたわ」などということもたまにあり、そのお返しに私の好きではないものをもらったり・・・(なんとなく、こういうときにはアジア人同士の遠慮みたいなものがあって、はっきりいえなかったんですよね~)。ほかにも、この大家さんの男性はホテル勤務で時間が不規則な分、シャワー・トイレの渋滞はあまりなかったのですが、週末など韓国人留学生のドイツ人の恋人が泊まったときは、さすがにトイレが一つ(それもシャワー室の中!)というのは困りました。


このように、年齢や性別に関係ない住居のシェアは、特に学生や独身者の間では珍しくありません。貧乏留学生にとっても、とても助かるシステムです

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