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2008年9月29日 (月)

宗教の授業の変更

ベルギーの小学校の宗教の授業については以前書きました。
http://myhome.cururu.jp/nachhaltig/blog/article/21001737589


3年生のとき息子はプロテスタントを選択していました。ベルギーではほとんどがカトリックなので、選択者が少ない宗教の授業は、教師がいくつもの学校を掛け持ちします。それで、必ずしもカトリックの授業と重ならず、他の授業中に出て行かねばならないことがよくあります。昨年は、息子は一学年上の子たちと授業を受け、モラルを選択する子たちと3人で授業を抜けねばなりませんでしたが、その間他の子たちは書き取りの練習をしていたそうで、問題はありませんでした。


ところが、4年生になってプロテスタントは3年から6年生まで一緒で、息子はクラスで一人だけ週に一度しかない音楽の授業中に宗教の授業に行かねばならなくなりました。しかも、最初の授業の日に音楽で習った歌を暗誦するという宿題が出たのです。たった一人授業に出なかった息子への配慮などありません。


息子は、音楽の成績表はどう評価されるのか、音楽の成績がないため進級できなくなったらどうしようと不安にさいなまれましたが、音楽の授業の前夜にあった保護者会でも、担任からは何も伝えられませんでした。


音楽の宿題の翌日、私は校長を訪ね経緯を話し、このままでは困るのでカトリックに変えてほしいと頼みました。


驚いたことに、音楽の授業を一年間受けなかったらどうなるのか、校長も説明ができないのです。しかも、新学期開始3日前までに変更届を提出しなければ困るとこっちが文句を言われたのです。まさかこんな事態になるなんて、事前にわかるわけがありません。ましてや、担任すらすぐに事情を教えてくれなかったのですから・・・。


とにかく、校長からは、すぐに教育省に電話をかけて事情を話しておくので変更届に記入し、変更させたい理由を書面で提出しなさいと言われました。


教育省の対応は迅速で、次の週から息子は他の大勢のクラスメイトとカトリックの授業を受けられるようになりましたが、こっちが動かねば学校側からは配慮してくれないということを思い知らされました。社会福祉国家ベルギーでは宗教の授業の選択幅が大きいのですが、予算が十分にない学校では息子の場合のように結局子どもにしわ寄せがくるので、ある程度の妥協は仕方ありません。


校長によると、4年生で初めてカトリックの授業を受けるようになっても、内容についていけないなどの心配は無用だそうなのでまずは一安心。確かに、プロテスタントやモラル、イスラムの授業は複数の学年が一緒に受けるのですから、学年によって左右される内容の授業では困ります。

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