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2008年9月 5日 (金)

続・雨水利用+気候変動!

「雨水利用!」のブログに日本からメッセージをもらいました。許可をもらったので転載してコメントします。K.Sさん♫ ありがとう!


>S市ではこの夏スコールのような雨が多く、我が家の雨水タンクも活躍してくれました。もう少し容量の大きなものに交換したいと思っています。


今使ってる雨水タンクはお友達にあげるんですか?周りに宣伝してくださいね!


>日本では都市型水害も多発しています。温暖化に対応できない都市計画のもろさが露呈していますね。


そもそも、日本には欧州の都市・交通計画のような長期的時間概念と地域的空間概念とを併せ持った地域ごとの計画は存在しないそうです。自治体の「まちづくり基本計画」などは一見都市計画のようにみえますが、縦割りの省庁による弊害が大きい上、すでに使い道の決まった補助金が主な資金源なので、地方分権の欧州のような独自の都市計画策定ができないのです。


>水や風の通り道を考慮した自然を感じられる街づくりをしてもらいたいですね。


ドイツの都市計画では、年間の風の通り道にある建物は通常高さが制限され、緑地やビオトープの配置、交通計画など、様々な面から都市計画が策定されます。一方、以前日本で住んでいた市の「緑の基本計画」策定ワークショップに参加した時、市の行政も国と同様縦割りなので、「緑の基本計画」が「都市計画」から切り離されていることに愕然としました。これでは、全政策(経済、教育、農業、エネルギーなどすべて)を横断するものでなければならない気候変動対策計画など、策定不可能です。注:私は、「温暖化防止」という言葉だと温暖化に限定される印象があるので、もっと広い意味でドイツ語の「気候保全」を好んで使いたいのですが、こちらは日本語として馴染みがないと思うので、「気候変動対策」としました。


また、欧州の大都市では街中に広大な森がよくありますが、そのような自然の必要性を認識している議員を選挙で選ぶ必要があります。以前、某市議たちの勉強会に呼ばれ、ドイツの環境政策と都市計画について話をしたとき、「あんたねえ、周りを山に囲まれていて緑が十分あるのに、なんでわざわざ街中に樹をたくさん植えなければならないの」と、反論されました。オール与党に近い地方議会では、利益誘導以外の政策を持った議員はいないかもしれません。だからこそ、選挙前に各立候補者に質問状に答えてもらったり、マニフェストを比較したりすることが重要だと思います。


欧米ならば、立候補者の政策に関する情報を有権者に提供するのがマスメディアの役割ですが、日本では期待できません。そこで、市民グループを組織し2003年の地方選で某県知事・県議の立候補者に公開質問状を出したところ、現職立候補者のほとんどから回答を拒否され、有権者に立候補者の政策を比較してから投票に行ってもらうという目的を果たすことができませんでした。そして、回答を拒否した人のほとんどが再選されたのです。残念ながら、選挙前から説明責任を果たさない人ばかりが議員になるというこれが日本の議会の実情です。欧米なら、こんな人たちはなかなか政治家に選ばれません。


>S市のような人口規模でも駅前の浸水がみられます。
>東京など考えるだけでおそろしい、、、


1989年放送のNHK特集「地球汚染」のヴィデオを、近くの図書館などで入手できる方は、是非ご覧になっていただきたいと思います。「第1部 大気に異変が起きている」では、アメリカ環境局が将来の予測をシミュレートした、異常気象や世界の大都市が水に浸かった映像が見られます。(ついでに、「第2部 海はひそやかに警告する」も、あればご覧ください。書籍の「地球汚染」もあります。)


これほど早くから警告されていたことに、各国の政策は追いついていないのです。情報が溢れている現在、以前の情報を振り返ってみることも必要ではないでしょうか。

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