体験入学とPTA
アメリカ在住やベルギー在住の日本人の友人から、「日本の学校で体験入学ができる」ということは聞いていました。でも、教育委員会に書類を出すだけでこんなにすんなりと最寄の公立学校に入れてもらえるなんて!横浜のある学校では、たった2~3週間でもランドセルから体操服からすべて揃えねばならないと聞いていましたが、実家のそばの小学校では、「カバンも体操服もあるもので結構です」。あとは筆記用具と上履きと水泳の用意だけ・・・良かった。でも、名札を付けるのを忘れたり、慣れるまで時間がかかりそう・・・(ドイツやベルギーでは名札はありません)。
息子は、3年生のクラスの一つに、担任の先生と級友たちからそれはそれは温かく迎え入れられました。読むのはともかく平仮名しか書けないので、学級委員の二人の間の席に座って、両側の委員だけでなくクラス中の生徒たちが、入れ替わり立ち代わり援助の手を差し伸べてくれるそうで、大感激!毎日学校に通うのが、楽しくて楽しくて仕方がないそうです。
初日が終わって帰ってきた息子は、ベルギーでは、最初「中国人や~い」といじめられたけど、日本には意地悪を言う子は一人もいなくて、みんなすぐに親切に話しかけてくれてすごく優しい子ばかりなんだよと顔を輝かせて報告してくれました。ありがたい、ありがたい。
入学二日目は、いきなりPTAでした。なにしろ、ベルギーでは授業参観などないし、自分が子どもの頃の経験ははるか遠い昔なので、好奇心満々で参加してきました。算数の割り算の文章題の授業・・・私も小学校の教育実習を経験したので、指導案は見事だったと思います。先生は「私が答えをすぐに教えるのは簡単だけど、自分で考えて、他の人の考えとどこが違うか意見を交換し合うことは、学校でしかできない勉強だから」と、懇談会で説明してくださいました。息子も、文章題の意味がちゃんとわかったみたいだし、先生の授業に拍手ベルギーの授業参観を紹介できなくてとても残念です。
懇談会も、途中まででしたが保護者間の連携が密で新鮮でした。波長の合うドイツ在住経験のあるお母さんとも知り合いになれたし・・・。ベルギーでは、新学期早々夜8時からクラスでの説明会が一度あるだけで、あとはクラスの代表が保護者評議会に毎月出席するだけです。クラスのメンバーは6年間変わらないけれど、3年が過ぎても半分くらいの保護者とはいつまでも知り合いになるチャンスはありません。ベルマーク運動も、とっても懐かしかった~。
娘も、里帰り出産で息子を預けたことのある私立幼稚園が快く受け入れてくれたので、ルンルンで通っています。
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