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2008年6月19日 (木)

特殊学校の見学—後編

朝食の後は、また2階へ。庭に面した外の廊下からは大きな温室budが見え、屋内の廊下には熱帯魚fishの水槽もありました。


さて、ある教室のドアには5人の生徒の写真が張ってあり、中に入ると先生が一人いました。二人のかなり大きなお兄さんが洗面台で一人が洗い一人が拭くという作業をしています。もう一人のお兄さんは、これから台車で食事を運んでくるということで、先生がお皿の絵をテーブルに5枚並べました。ここでは、絵のついたカードで情報を伝達するのです。壁には、各人が今日やるべきことの絵カードが何枚か貼ってあり、終わったらそのカードをはずしていきます。カードがすべてなくなったら、今日の課題は終わりですok。先生が子どもたちに説明している間、10歳くらいの女の子が部屋の隅でなにかおもちゃをいじりながら奇声を発していました。5人目の生徒は、他の訓練のため別の先生と部屋を離れていました。


ここの先生から、3歳の幼稚園児の一人が一枚の絵をもらいました。入れ物の中にたくさんのボールが入っている絵で、「これからあなたたちはこの絵の場所に行ってくるのよ。同じ絵がどの建物にあるか、探してきてごらん」run


目的地は、校舎からちょっと離れた場所の瀟洒な建物。内装は、天井といい、ドアや調度品といい、欧州によくある昔の領主のお屋敷といった趣。ベルギーの学校の各教室には国王夫妻crownの写真がかけてありますが、ここにも広間の壁にちゃんとありました。
さて、もらった絵と同じ絵がついている大きな木製ドアの前で一人の先生が、「皆さん、これから中の部屋にはいりますので、靴を脱いでください」。その時間にこの先生が担当している大きなお兄さん生徒も、子どもたちと一緒に中に入りました。


手前の部屋には、色とりどりのボールで一杯のプール。もらった絵は、このプールの意味だったのです。早速、子どもたちはこのプールに飛び込みました。プールの隣には、足で踏んだ場所にいろんな色の電気がついて音が鳴る台が置いてあります。壁には、目隠しをしていろんな手触りを楽しむようになっています(毛足の長さが違うたわしのオブジェといった印象です)。カラオケ装置karaokeもありましたが、故障中で残念。子どもたちの半数がこの部屋で遊んでいる間、残りの半数は奥の部屋へ・・・。その後、部屋を入れ替わりました。


中は、まるでディスコのような照明shineのイルミネーションhappy02!ウォーターベッドの上にみんなで寝そべったり、蛍光色の紐やお面で遊んだりしましたhappy01。手前には、ゆったりとして頑丈なハンモックが吊り下げてあり、交代でゆらゆら揺られてリラックス。先生もお母さんたちも、思いっきりリラックスできていい気持ちでした。ウォーターベッドは、特に車椅子で動作が制限され緊張した身体をほぐすためとのこと。


生徒たちは、これらの2部屋に週に1回、先生が必要と判断したらリラックスしにくるそうですgood。部屋を出て靴を履きながらふと壁にかかった額をみると、ベルギー王妃の基金によって、この部屋が造られたと書いてありましたshine


校舎に戻って、次に向かったのは温水プールsweat01。やはり靴を脱いで、シャワー室や脱衣所、トイレの奥に、かなり大きなプールがありました。M先生は案内の先生に頼んで、備え付けのベッドに横になり、背中から腰にベルトをかけてもらいました。すると、空中に吊り上げられて天井のレール沿いにプールの上空へ。車椅子の生徒がどうやってプールにいれてもらうのかを実演したのです。もちろん、水面に触れないうちに戻してもらいました。


その後、外で土いじり(おそらく庭づくり?)をしている作業グループにハロー!皆、珍しがって子どもたちを眺めているので、先生が「さあ、写真を撮られてるから手を休めないように!」


restaurant食堂に着くと、小学生らしきグループが食事をしていました。隣のなが~いテーブルにみんなで着席。テーブルの上の白い食器は陶器、コップはガラス製、1リットルの水の瓶も有料のガラス製リターナブル瓶でした。


子どもの食券は、一般の幼稚園や小学校より10セント安くて1ユーロ40セント(約240円)、大人(この学校では高校生の年齢の生徒も多いので、彼らの食券は大人並み)、2ユーロ40セント(約400円)。私たちも、同じ料金で食事をさせてもらえました。
まずは、前の日が誕生日birthdayだったM先生のために、「Happy Beirthday to you (やはり英語です)」の大合唱をして、「いただきます!」


前菜は、ポタージュスープ。お皿が片付くと大きなマカロニ、3色のピーマンが入ったトマトソース、それに大きなハンバーグがでてきました。ところが、子どもたちの多くは「スープはいらない」「ソースもいらない」。大人たち以外で、マカロニにソースをかけていたのは3歳の男の子一人だけ。あとは、マカロニのみかマカロニとハンバーグの、モノトーンのお皿しか並んでいません。さすがに、私は娘の席まで行ってマカロニにソースをかけ、ハンバーグの小さな一切れを皿にいれてきました。好き嫌いはないはずなのに、周囲に流されやすくて困ったものですpout。デザートは、8分の1のメロンでしたrestaurant


食後は、木工専門の部屋、金属加工専門の部屋をそうっと覗かせてもらい(実技試験中なのに、中に入れるところがスゴイ)、最後は建築現場へ。レンガを積み上げたり、屋根を作ったり、若者たちは上半身裸で作業をしていました。ただ、いくら腕がよくてもマイスター試験に受かれないので一生親方にはなれないという葛藤から、多くの生徒は職についても長続きしないそうですweep


これだけの設備の学校ですが、一般の学校と同様、給食費以外は無料です!。言語は、フランス語かつ/またはドイツ語。


もう一人のカメラマンとして同行した保育士をしているお母さんは、一般の幼稚園に勤務する資格をとるための実習で、この特殊学校の臨海学校に10日間同行したそうですscissors


また、この学校には寄宿舎もあるので、こうした特殊学校のないルクセンブルクからも生徒を受け入れ、寄宿舎生活をしているそうです!。(ルクセンブルク人の教育実習生については、http://myhome.cururu.jp/nachhaltig/blog/article/21001866963に書きました)。 ここの寄宿舎の費用はわかりませんが、中高一貫の寄宿舎付き職業学校に通っている生徒のお母さんが、寄宿舎は食費もすべて含めて一ヶ月に200ユーロ(約3万4千円)払わねばならないと話していたので、きっと同じくらいでしょう。


バスの時間まで校庭の遊具で遊んでから、busを乗り換え幼稚園へ・・・ですが、1時間余裕があったので最寄のバス停の一つ先で降りて、M先生がアイスパーラーでアイス(絵が違うけど仕方ない・・・)やコーヒーcafe(大人でアイスを食べたのは私だけ・・・)を奢ってくれました(こちらでは、誕生日を迎えた人がご馳走をふるまうのですよ)happy01

Aさん、M先生、本当にありがとうございました。

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