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2008年4月25日 (金)

ホームスクーリングが違法な国ドイツと合法な国ベルギー

なんだか最近は教育専門のブログのようになってきてしまいましたcoldsweats02


でも、ゆうべもドイツの公共放送tvの政治番組でドイツの教育問題を取り上げていたし、学齢期の子どもがいると、どうしても大きな関心事なんですよね~。

 

tv番組では・・・授業についていけない子どもたちばかりを集めた特殊学校では子どもたちの能力は伸びないので、特殊学校は廃止するべきだという専門家の意見を紹介、・・・それに反論するある州の保守政党の州教育大臣・・・また別の州で(ドイツでは、連邦州が教育を管轄するので、州によって違いがあります)、特殊学校をやめ補助教員の元で同じクラスの生徒たちより易しい問題を解きながら普通の学校で伸びた子どもたちの例など・・・がありました。ただ、対象の子どもたちの多くが移民の子どもというドイツ特有の事情も忘れてはなりません。

 

このように教育の問題がドイツ国内でなにかと取り沙汰されている中で、日本の雑誌にもショッキングな記事があったので、まずは全文を引用します。


ドイツ 国外脱出を迫られる 「ホームスクーリング」の家族
(週刊金曜日 2008.4.18号)


 ドイツではこのところ、世界的に広まっている学校ではなく家庭で教育を施す「ホームスクーリング」が国内で禁じられているため、国外に脱出する家族が増大している。英『ガーディアン』紙がこのほど報じたところでは、英国では「静かな革命」と呼ばれるほど「ホームスクーリング」が増大し、ネットワークが根付いているため、昨年脱出した78人の多くが英国へ逃れている。
 ドイツでは、1938年にヒトラーが制定した学校への登校を強制する法律がまだ生きており、わずかな例外を除き子どもを家庭で教育することは非合法だ。「ホームスクーリング」が見つかると、子どもは家庭から引き出され、親に対しても罰則が与えられる。中には昨年、15歳の少女が警察官によって精神病院に入れられたケースも。現在、ドイツ国内では800家族が学校でのイジメなどを理由に「ホームスクーリング」を選択しているが、子どもの教育を選ぶ権利が国際的にも認められている中、法律違反を犯すか、それとも国外に脱出するかの二者選択が迫られるドイツの状態が懸念される。(編集部)———引用終わり


さて、この記事のおかげで背景説明を省略させてもらいましたが、実は私の身近に実際ドイツから脱出してきた家族がいるのです!。


娘が通っているダンスの講習に5歳の男の子が来ていますが、その子のお姉さんはうちの息子と同じ学年のはずなのに、schoolに通っていません。たまたまそのお母さんと話してみたら、こういう経緯があったそうです。


いちばん上の息子が、ドイツの学校であまりにもひどく先生にいじめられるので学校を変えさせたかったがそれは規則で許されなかったため(最近は規則が変わり別の学校に移れるようになったそうですが)家にいさせたが、違法なため警察が子どもを連れにきた。それで、子どもが学校に行かなくてもよいベルギー(幸い、隣の連邦州から近いですから)に引っ越してきた。息子は、2年間自宅にいて、5年生時からドイツのギムナジウム(ドイツでは4年生が終わったらどの学校に行くか進路が分かれます)に楽しく通っている。


でも、上の子がたまたま先生に恵まれなかったからといって、2番目の子も小学校に行かせないなんて・・・おまけに、5歳の子も幼稚園に行っていません。理由は、「2歳半の末っ子と仲がいいから引き離すのがかわいそう」 それに、「幼稚園の先生たちは子どもたち同士を勝手に遊ばせて、自分は机に向かっているか他の先生たちとおしゃべりしてるだけ。行かせる意味がない」とのこと。 ただ、「M先生が担任だったら行かせる。M先生だけは素晴らしい先生だからheart04」と、絶賛でした(M先生については前々回の日記をご参照くださいwink)。


「では、ホームスクーリングって何をすればいいの?あなたに教師の資格がなくてもいいの?」 「全然sign01」 なんと、一年に一回だけ専門家による家庭訪問があって、家庭に十分本があって読んでいるか、同年代の子どもたちと多く接触しているか、子どもは生き生き伸び伸びしているか、チェックされるのはそのくらいだそうです。書き取りpencilとか計算とかの試験も一切なし!
「では、いつから学校に行かせるの?」 「まあ、たぶんそのうち・・・」 うちの息子と同い年の彼女の娘は、schoolはとても素晴らしいところだろうなshineと想像しているそうです。


とにかく、国境ではホントに驚くことばかりです!

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