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2008年3月20日 (木)

小学校からの落第制度

きのう、自由に小学校が選べるけれど例外があると書きました(ドイツの学校に行かせる場合は除いて、ベルギーの公立学校に限っての話です)。例外とは・・・子どもがA,B,C3校のどこでも授業についていくのは難しいと判断されれば落第するし、それでも無理なら別の学校に転校させられるのです。


落第の話の前にまず、小学校への就学年齢についてですが、息子のクラスでは9月1日に5歳だった子が24人中6人と7歳だった子が2人いました。いちばん若い子は、12月生まれです。5歳のうちに入学させるか6歳または7歳になってからにするかは、保護者の判断で決めることなのです。


保護者の判断の助けになるのが、県立の心理学医学社会福祉センターによる無料の就学能力診断です。入学の半年前くらいに専門家が10項目の診断テストをし、各項目について具体的な評価結果を書いてくれます。最後に「最終的に就学させるかどうか判断するのは保護者です。私たちは助言しただけです」という但し書きがあります。


息子は9月生まれでドイツ語の幼稚園ではなかったので、念のため診断してもらいましたが、特に支障はないだろうということで本人の希望もあって、6歳の誕生日の少し前に入学させることに決めました。親によっては、7月や8月に6歳になっていても、自分の子どもはまだ学習意欲に乏しいから、もう一年間幼稚園でのびのび遊ばせたいと就学を遅らせることも珍しくありません。後で述べる落第もですが、要するにそれぞれの子どもの能力に合わせるということがいちばん尊重されていると思います。


ベルギーでは、義務教育にお金がかからずほとんど税金で賄われる代わりに、保護者には、子どもを学校に行かせる大きな責任が伴います。3日以上欠席する場合は、医師の診断書が必要で、その他の理由での欠席は認められません。病気で長期学校に通えない子どもは、自宅で補習を受けることができます。塾(ドイツ人が通わせている英語は除いて)は聞いたことがありませんが、学校内でフランス語の補習があることは聞きました。


小学校の1年生から落第があり、毎年各クラスに1~2名もう一度その学年をやり直す子がいます。息子が1年生のとき、とても仲の良かった子はすでに7歳でしたが、ドイツ語の読み書きが授業の進度についていけず、2年生のときにはもう一人のクラスの子と担任ではない別の先生についていたそうですが、結局3年生から転校させられました。このような生徒を受け入れる小学校はドイツ語圏の首都にしかないのですが、人口1万人の自治体の中をまわる専用のスクールバスがあって、家の前から学校まで送迎をしています。


というわけで、小学校でも同じクラスに3~4歳違う子どももいることになります。でも、複数の学年で受ける授業などもあるので、さほど違和感はないようです。最初のブログに宗教の授業のことを書きましたが、クラスでプロテスタント選択は息子一人しかいないので(もう一人は、引越しで転校してしまいました)、4年生と一緒に授業を受けます。あと、イスラムとモラルの選択も一人ずつで、やはり4年生と、または4年生、5年生と一緒に受けるそうです。彼らカトリック以外を選択している生徒は、他の授業時間に抜けねばならないし、カトリックの授業の時は教室に残らねばならないので、この時間は、書き取りの練習などに充てられるそうです。


考えてみれば、日本(だけでなく、おそらく他の国でも)の生徒数の少ない小学校では同じような授業形態がとられているのでしょうね。ただ、私の小学校時代には想像できなかったことなので・・・。

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